東京都渋谷で売却に強いおすすめの不動産会社5選！渋谷区の取引相場やエリアの特徴も解説

渋谷区は恵比寿や広尾などを中心に、東京都の中でもかなり人気なエリアの一つであり、不動産の売却を検討されている方は、上手く売却ができればかなりの売却益を得るこおができます。

不動産売却を成功させるためには物件を購入しようとしている土地の相場と特徴を把握しておく事がとても重要です。

本記事では、人気エリアのひとつである渋谷区のエリアごとの特徴と、渋谷区の不動産売却に強い不動産会社について解説します。

渋谷区のエリアごとの特徴を解説

渋谷区といえば日本を代表する繁華街のひとつであり、不動産投資をする人たちにも、住居として利用したい人にもとても人気があります。しかしひと口に渋谷区と言ってもエリアごとに異なる特徴を持っており、それを把握しないまま物件を購入するといかに人気の土地と言えども思ったような利益を得る事はできないでしょう。

ここでは渋谷区を5つのエリアに分け、それぞれの特徴を簡単に解説します。

渋谷・道玄坂(渋谷駅周辺)エリア

多くの人がイメージする渋谷に該当するするエリアがここ「渋谷・道玄坂」エリアです。このエリアの中心は渋谷センター街で、渋谷を象徴するランドマークのひとつ、渋谷109やスクランブル交差点があるのもこのエリアとなります。

渋谷西武・PARCOといった商業施設もそこらじゅうに建っていますし、居酒屋やバーなどお酒を扱うお店も多く、ホテル街も存在するなど、24時間人の行き交いが絶えないエリアです。最先端を発信する東京でも、ここは「新たな文化の発信地」であり、常に注目されています。

不動産価値も極めて高いエリアと言えるでしょう。物件の価格も他のエリアと比べて高額で取り引きされています。

エリア	取引総額	面積	m²単価	利用目的	取引時期
渋谷	390,000万円	750㎡	520万円	住宅	R4/10-12月
渋谷	89,000万円	230㎡	380万円	住宅	R4/10-12月
道玄坂	88,000万円	270㎡	400万円	店舗	R04/04-06月
道玄坂	36,000万円	65㎡	550万円	店舗	R03年/10-12月
渋谷	19,000万円	115㎡	170万円	住宅	R05年06-09月

桜ヶ丘・南平台エリア

渋谷駅を抜けてオフィス街を通り、代官山へと向かうエリアです。渋谷区・道玄坂エリアとは大きく異なり、若者が集う繁華街といったイメージは全くなく、会社員が行き交うオフィス街となっています。

特に近年成長が目覚ましいIT関連企業のオフィスビルが立ち並んでおり、渋谷エリアとはまた違った意味で最先端の情報を発信しているエリアのひとつと言えるでしょう。IT企業のオフィス増加に伴って近年は社員向けのおしゃれな飲食店が多数開店しています。

一般的なオフィス街のように平日のみ賑わっているというわけではなく、休日もスタイリッシュなお店を求めて多くの人が訪れます。

エリア	取引総額	面積	m²単価	利用目的	取引時期
桜ヶ丘	6,700万円	65㎡	100万円	住宅	R02/01-03月
桜ヶ丘	6,400万円	45㎡	142万円	住宅	R02/01-03月
桜ヶ丘	3,700万円	20㎡	185万円	住宅	R02/01-03月
南平台	38,000万円	135㎡	280万円	住宅	R04/06-09月
桜ヶ丘	4,400万円	30㎡	125万円	住宅	R05/01-03月

恵比寿・広尾エリア

恵比寿は「エビスビール」の名前の由来となっていることからも大人の街といったイメージがあります。実際その通りで、ランドマークである「恵比寿ガーデンプレイス」をはじめ、渋谷エリアの雑多な雰囲気とは異なり、洗練されて落ち着いた雰囲気の街といった印象です。

エビスビールを販売しているサッポロビールのお膝元ということもあってお酒を提供しているお店が多いのも、大人な街の雰囲気を醸し出すのに一役買っています。一方広尾は恵比寿に隣接していながら静かな雰囲気です。昔から高級住宅街として有名であり、近くに繁華街もないということもあって居住地として非常に人気があります。

エリア	取引総額	面積	m²単価	利用目的	取引時期
広尾	18,000万円	95㎡	200万円	住宅	R05/04-06月
広尾	13,000万円	100㎡	130万円	住宅	R05/04-06月
恵比寿	12,000万円	50㎡	230万円	住宅	R04/10-12月
恵比寿	22,000万円	80㎡	270万円	事務所	R05/01-03月
恵比寿	24,000万円	125㎡	190万円	住宅	R05/04-04月

代々木・千駄ヶ谷エリア

代々木・千駄ヶ谷エリア最大の特徴は、都会の中心にありながら自然が非常に豊かであるという点です。ランドマークのひとつである「代々木公園」をはじめとして新宿御苑、国立競技場、明治神宮など挙げればキリがないほどで、居住地としては申し分ありません。

自然が豊かなだけではなく、利便性も非常に優れていて、駅の近くにはスーパー、ドラッグストア、コンビニなどなど普段使いに必要な施設がひと通り揃っており、生活するのに困る事は全くありません。

百貨店などの大型商業施設はありませんが、新宿・渋谷・原宿といった東京を代表する繁華街に徒歩でいけるという抜群のアクセス性を誇っています。自然が多いので子育て世帯には特におすすめの街ですが、それ以外のあらゆる年齢層にとっても住みやすいエリアであり、不動産価値も非常に高いです。

エリア	取引総額	面積	m²単価	利用目的	取引時期
代々木	49,000万円	300㎡	160万円	住宅	R05/07-09月
代々木	27,000万円	135㎡	200万円	店舗	R05/01-03月
代々木	11,000万円	100㎡	110万円	住宅	R05/04-06月
代々木	24,000万円	145㎡	170万円	住宅	R05/07-09月
千駄ヶ谷	330,000万円	1,200㎡	260万円	事務所	R05/01-03月

初台・笹塚エリア

初台・笹塚エリアは東京の一大ターミナル地である新宿の隣に位置しています。

新宿は歌舞伎町からも連想されるように夜も眠らない非常に賑やかな街ですが、初台・笹塚エリアは新宿の隣にありながら落ち着いた雰囲気も感じられる街です。

代々木エリアと同じく自然が豊かな事も特徴で、小さなスーパーが点在しているほか、昔ながらの商店街もあるなど下町情緒も感じられます。

東京オペラシティ、新国立劇場といった文化施設も近くにあり、ファミリー世帯にとって最高の環境と言えるでしょう。新宿に数分で行けるエリアでありながら、ワンルームの家賃は新宿と比べると1割ほど安く、居住地としてはコストパフォーマンスが非常に高いです。

エリア	取引総額	面積	m²単価	利用目的	取引時期
初台	40,000万円	320㎡	120万円	その他	R04/10-12月
初台	12,000万円	80㎡	150万円	住宅	R04/10-12月
初台	12,000万円	115㎡	100万円	住宅	R05/01-03月
笹塚	21,000万円	105㎡	200万円	住宅	R04/10-12月
笹塚	3万6千万円	180㎡	200万円	不明	R04/10-12月

渋谷区の不動産売却に強い不動産会社

不動産を売却する際に成功するか失敗するかの大きなポイントとなるのが不動産会社選びです。

不動産の価値を正しく見極めることができ、高く売る力や販売ルートを持っている会社に相談をすることが、高額で不動産を売却するための最も重要なポイントになります。

ここでは渋谷区の不動産売却が得意な不動産会社を5つ紹介します。

株式会社日立不動産

日立不動産は1965年創業、50年以上の歴史を持つ老舗不動産会社です。長年渋谷区で経営している地域密着型の不動産会社であり、渋谷区近辺の不動産事情には精通しています。

訪問する時間がない人でも満足いく打ち合わせができるように、オンラインサービスも充実しています。利用した人の中には最初の相談のみ訪問でおこない、その後は全てLINEで取引を済ませたケースもあります。

勤続10年以上のスタッフが多数在籍しており、不動産だけではなく渋谷周辺の情報にもとても詳しいです。

会社名	日立不動産
住所	東京都渋谷区笹塚1-56-2 ルミエール笹塚3階
電話番号	03-3320-7711 /  0120-228-261
アクセス	渋谷駅から徒歩13分
営業時間	10：00～18：30
免許登録	宅地建物取引業者　　東京都知事（5）80985号 賃貸住宅管理業者　　国土交通大臣（2）2724号

京王不動産株式会社　笹塚営業所

京王不動産株式会社は、京王電鉄を運営する京王グループの不動産会社で、笹塚営業所はその1支部となります。京王グループは電鉄だけではなく、京王百貨店も運営するなど、知らない人はいない超大手企業です。

創業は1970年で、50年以上もの間、渋谷区で不動産業を営んできたという確かな実績があります。渋谷駅から徒歩1分という好アクセスが最大の強みで、相談したいことがあった時などに気軽に訪問できます。

大手企業が親会社ということもあって、常に無駄なく迅速に対応できる体制が整えられており、利用者からもとても評価が高いです。

会社名	京王不動産 笹塚営業所
住所	東京都渋谷区笹塚1-56-7 1F
電話番号	03-5371-3470
アクセス	渋谷駅徒歩1分
営業時間	10:00〜18:00
免許登録	国土交通大臣（14）第1608号

住友不動産販売株式会社 渋谷営業センター

住友不動産販売株式会社は全国に270以上の店舗を構える、不動産会社としてはトップクラスの企業であり、渋谷営業センターは住友不動産販売株式会社の渋谷支部にあたります。住友不動産販売株式会社の強みは豊富な資金力を駆使した積極的な広告戦略です。

渋谷エリアは不動産物件としてはトップクラスの人気であるがゆえにライバルも多いのですが、他社よりも数多くの宣伝を打ち出す事で、物件所有者のニーズに応えています。また、マンツーマンの営業体制を徹底しており、物件購入から売却まで同じ担当者がサポートしてくれるのは非常に心強いと言えるでしょう。

会社名	住友不動産販売株式会社 渋谷営業センター
住所	東京都渋谷区宇田川町28－4 三井住友銀行渋谷西ビル 4階
電話番号	0120-492-428
アクセス	渋谷駅徒歩4分
営業時間	10:00〜18:00
免許登録	国土交通大臣免許（13）第2077号

株式会社ノイエ

株式会社ノイエは広尾駅から徒歩1分のところにある不動産会社です。しかし一見するととても不動産会社とは思えないような外観となっており、不動産物件の広告なども張り出されていません。ノイエ最大の特徴は「プライベートサロン」であるという点です。

完全に1対1の商談になるので、誰にも聞かれることなく話し合うことができます。そして、ノイエが不動産売却に強い会社である理由がデベロッパー出身のスタッフが移籍している点です。

デベロッパーは新築マンションを建設する計画を立てて売るのが主な業務なので、売るためのノウハウをマスターしていることはもちろん、物件の知識も豊富で、抽象的ではなく、具体的に物件の特徴を説明できます。そのため利用者は納得して物件を購入できますし、売却の際も購入希望者にしっかりと説明してくれるので高く物件を売ってくれます。

会社名	株式会社ノイエ
住所	東京都渋谷区広尾５丁目4-20
電話番号	03-5421-8090
アクセス	東京メトロ日比谷線広尾駅 徒歩1分
営業時間	11:00〜18:00
免許登録	東京都知事 (5) 第81532号

ミライアス株式会社

ミライアス株式会社は渋谷駅から徒歩6分のところにある不動産会社です。最大の特徴は売却までのスピードで、平均成約数は驚きの37日となっています。

売却を依頼してから約1か月で物件を売ってもらえるというのは依頼側としては非常に心強いです。もちろんスピードだけを重視しているというわけではなく、売り出し価格と成約価格の乖離率(乖離率)が4.5％と非常に低くなっています。

売り主の希望価格とほぼ同じくらいの金額で物件を売ってくれるのも利用側にとっては非常に大きなメリットといえるでしょう。また、売却した物件には最大750万円の保証が付くので、万が一の際も安心です。

会社名	ミライアス株式会社
住所	東京都渋谷区渋谷1-6-5 SK青山ビル4階
電話番号	03-6647-6621
アクセス	渋谷駅から徒歩6分
営業時間	9:30～18:30
免許登録	東京都知事(2)第102731号

渋谷区の不動産相場

不動産売却をする際には取引相場を知っておくことがとても重要です。

相場を知っておかなければそもそも売り出しの金額が適切かどうかの判断が出来ませんし、物件を購入する際や売却する際も悪徳不動産会社に騙される恐れがあります。

物件を買おうとしているエリアの正しい相場が知りたければ、販売実績を見てどんな条件の建物がどのくらいの値段で売られているかを確認するのが1番です。

【令和4年〜令和5年】 渋谷区での過去の不動産取引相場

令和4年～令和5年の渋谷区における不動産取引価格を紹介するので、相場を把握する際の参考にしてください。

自分が購入、または売却を検討している物件と同じような築年数・間取りの物件の販売実績があれば、それよりも少し低いくらいの価格設定にしておくと早く売却できるでしょう。

エリア	取引総額	面積	m²単価	利用目的	取引時期
恵比寿	24,000万円	125㎡	190万円	住宅	R05/07-09月
大山町	16,000万円	70㎡	230万円	住宅	R04/10-12月
笹塚	15,000万円	180㎡	86万円	住宅	R05/01-03月
富ヶ谷	5,700万円	50㎡	120万円	住宅	R05/01-03月
幡ヶ谷	17,000万円	125㎡	130万円	住宅	R05/07-09月
渋谷	89,000万円	230㎡	380万円	住宅	R04/04-06月
本町	4,000万円	50㎡	83万円	住宅	R05/04-06月
代々木	49,000万円	300㎡	160万円	住宅	R05/07-09月

不動産価格は物件の築年数や状態などによって価格は大きく変動するものの、100万円台後半～200万円前後が相場といったところでしょうか。

しかし渋谷エリアのみ㎡単価が400万円近くとなっており、他のエリアと比べても不動産価値がかなり高いことが分かります。とはいえ、他のエリアも決して安いというわけではありません。

渋谷区の物件で不動産投資を検討しているならば、どのエリアであってもかなりまとまった資金が必要です。